創作シリーズ「熾火」

敗れざる者の胸奥に灯る《いのち》の灯り――。

「熾火」登場人名事典

 

連続創作「熾火」に登場する人名を、登場順にリスト化してみました。ご参照ください(23/10/20、執筆中。順次追記してまいります)。

 

熾火

01

1.谷中昌行 本作の中核を成す家族の中心人物。1964年生まれで初登場(1999年)時は35歳。コールセンター運用を担当していた時に、うつ病を発症。桐華大学では、文学部社会学科に在籍していた。

2.谷中義和 昌行の父で、峰子の夫。昌行の他に3人の子(=昇・咲恵・滋)がある。増改築したタニナカベーカリーが経営不振に陥る。2007年、心臓病のため、74歳で死去。

3.谷中峰子 義和の妻で、タニナカベーカリーの共同経営者。1940年、愛知県で生まれる。心身ともに健康。

02

4.谷津博文 サプライシステムズ社での昌行の上司で部長。安斉社長の懐刀的存在。

5.須永陽平 サプライシステムズで、昌行の後任としてユーザーサポート部門の閉局業務を命ぜられる。年齢は昌行の1年上。

6.安斉光伸 サプライシステムズを起業した経営者。

04

7.自死した契約社員 閉鎖に向かっているサプライシステムズ社のユーザーサポート部門に在籍していた、当時32歳の男性契約社員。家庭の問題を苦にしての自死であった。

06

8.千々和雅実 桐華大学在学中に、一度アルバイト先で昌行と出会う。帰省して教職に就くが、夫の転勤とともに神奈川へ。その後、昌行と再開し、ピア・サポートのグループ立ち上げに取り組む。

9.カール・ロジャーズ 昌行と雅実が学んだカウンセリング手法の提唱者。

10.木村敏 精神科医で、離人症の研究者として広く一般にも知られる。

11.河合隼雄 心理学者で、箱庭療法の実践者としても広く知られている。

08

12.年下の上長 谷津の命によるのか、昌行に「パワハラ」を行った当事者。

09

13.谷中昇 谷中家の次男。ベーカリーとカレーショップに従事していたが、統合失調症を発症、長く臥せっている。

14.谷中咲恵 谷中家の長女。デザイン系の専門学校を経て、広告の版下作成を手掛ける会社に勤務。義和の死去の後、結婚。

15.谷中滋 谷中家の三男。ある意味、ムードメーカー。ベーカリーの実務と、退去についての手続きを担った。

16.谷中光江 義和の母。2005年に死去。

17.谷中由美子 滋の妻。のちに離婚。

10

18.谷中秀明 義和の弟。光江の葬儀では、献杯のあいさつをする。

19.区議会議員 昌行と桐華大学で同期生の区議会議員。

20.都議会議員 桐華大学卒の都議会議員。前職は区議会議員。

21.弁護士 桐華大学卒の弁護士。退去等の手続きを担当していた。

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22.昇の主治医 谷中昇(次男)の二人目の主治医。最初の主治医からは適切な診断が出ず、2か所目の病院で、ようやく診断名が統合失調症と特定された。昇入院時の担当医であったが、後に外来で昌行も担当することになった。

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23.岸野ハイツの大家 岸野ハイツの隣に住んでいる大家。近隣には岸野姓が多く、古くから「有力者」として住んでいることをうかがわせる。町内会の掲示板と、政権与党のポスターが掲示されている。

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24.田中美津子 義和の妹で、光恵の次女。明るく、社交的な性格。

25.安岡芳恵 義和の妹で、光恵の長女。美津子と対照的に、控え目な性格。

26.義和の担当医 義和の心臓手術を担当した比較的若い外科医。

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27.桐華教会関係の訪問者たち 谷中家の住む地域の桐華教会の信者たちで、谷中家とは日常的に親密な関係にある人々。

28.峰子の兄妹たち(愛知の連中) 峰子(旧姓・長浜)の実家の兄で、兼業農家を営む。

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29.あいさつに立った関係者 義和を「送る会」であいさつをした、地元商店街関係者や、桐華教会関係の人々。

30.日蓮 鎌倉時代の仏僧で、日蓮宗の開祖。桐華教会は、日蓮を本仏とする宗派。

熾火Ⅱ

プロローグ

31.桐華中学・高校の教員たち

32.マックス・ウェーバー

33.川合賢治

02

34.前原浩二

35.栄進センターの経営陣

36.栄進センターのアルバイト学生

37.栄進センター会員の保護者

38.栄進センター会員の中学生

03

39.女性シンガーソングライター

40.沢井洋一

04

41.日蓮宗本光寺派指導部

42.西田克則

05

43.高松陽子

44.斉木和正

06

45.中井由紀江

12

46.チャイコフスキー

47.エリアフ・インバル

48.神尾真由子

エピローグ

49.高松美恵子

50.廣田泰治

熾火Ⅲ

プロローグ

51.新田壮介

01

52.吉岡啓

03

53.須藤めぐみ