創作シリーズ「熾火」

敗れざる者の胸奥に灯る《いのち》の灯り――。

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

プリント版配布を始めます

こんにちは。 少し間を開けてしまいました。風邪を引いたり、これからご紹介する作業の準備をしていました。 連続創作「熾火」3部作として書き続けていた一連の文章も、ひとまず完了して、現在は、Kindle化や、プリント版の配布の準備をしています。 「プリ…

創作「熾火Ⅲ」あとがき

こんにちは。23/07/13にこのブログを立ち上げて、創作「のようなもの」に取り組み出してから約3か月となりました。最初は中編くらいの長さのものを徐々に書き増していく予定でした。ところが、何のひらめきかはわかりませんが、1回1000文字程度のものを、新…

創作「熾火Ⅲ」エピローグ

こんにちは。今回で「熾火Ⅲ」はエピローグのお届けをして、残りは「あとがき」ということになります。今までお読みくださいまして、ありがとうございました。 ◇ ◇ ◇ 「吉岡さん、ぼくね、今度主治医が代わることになったんですよ。それでね」 昌行が「しずく…

創作「熾火Ⅲ」(11)

こんにちは。連続創作「熾火Ⅲ」の(11)をお届けいたします。斉木和正の母・美代子と昌行は、不意に出会うこととなりましたが・・・。 ◇ ◇ ◇ 「すてきな演奏でしたね。今日は昌行さんとお会いできてよかったわ」 所与の目的を一つ果たし終えた美代子は、満足…

創作「熾火Ⅲ」(10)

こんにちは。連続創作「熾火Ⅲ」の(10)をお届けいたします。今回は、新しい登場人物が現れます。 ◇ ◇ ◇ 「雅実さん、よかったら私のこと、お義母さんて呼んでくださいな。その方がうれしいわ」 スカイツリーの見学を口実にして上京するという、雅実と離縁し…

創作「熾火Ⅲ」(09)

こんにちは。連続創作「熾火Ⅲ」の(09)をお届けいたします。今回は読書会についても継続して扱っています。 ◇ ◇ ◇ 初回の読書会で、『ゲド戦記』第1部『影との戦い』を取り上げて好評を博したことに気をよくした昌行は、次の2013年2月の回では、岩波ジュニ…

創作「熾火Ⅲ」(08)

こんにちは。連続創作「熾火Ⅲ」の(08)をお届けいたします。対面でだけでなく、オンラインでも読書会を開催したいと昌行が主張します。いよいよその読書会が始まりました。 ◇ ◇ ◇ 昌行は、対面での読書会の実施と並行して、オンラインでも開催したいと発案…