創作シリーズ「熾火」

敗れざる者の胸奥に灯る《いのち》の灯り――。

創作メモ③

こんにちは。

連続創作「熾火」は10回目を迎えました。今までお読みくださっていたことに、心から感謝申し上げます。ありがとうございます。

今回は、「創作メモ②」として作成した人物・用語集からの変化を踏まえて、登場順に「用語集」を作成してみました。全体の構想は、現在でも3部構成であることは変わりないのですが、第1部である現行の創作が、おそらくは七合目辺りにあって3部の全体についても内容が変化する可能性が出てきていることを踏まえ、登場「予定」の人・用語は省きました。ご了承ください。

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谷中昌行 本編の主人公。1964年生。大学院への進学を断念して就職、2社めのサプライシステムズ社で、うつ病を発症。休職中に産業カウンセラーの養成講座に通い、大学の後輩である千々和雅実と再会している。昇・咲恵・滋の兄弟がある。

谷中義和 昌行・昇・咲恵・滋たちの父。1933年生で、妻・峰子タニナカベーカリーを営む。

谷中峰子 義和の妻で、タニナカベーカリーの共同経営者。義母の光江の葬儀に際しては、気丈な立ち振舞を見せる。1940年生。

タニナカベーカリー 「山手線に接続する私鉄沿線」にある、谷中家が経営するベーカリー。1980年代末に店舗兼住居の雑居ビルに増改築されるが、そのことが経営と生活を圧迫する。2006年、谷中家が撤退し、競売に出される。

桐華大学 昌行や雅実の母校。宗教法人桐華教会により開学された。

サプライシステムズ 1996年から昌行が2社めとして勤務していたIT関連企業。2004年1月に昌行は退職する。

谷津部長 サプライシステムズのサポート部門の長で、昌行の上司。

須永陽平 閉鎖が決まっているサプライシステムズのサポート部門における、昌行の後任。昌行の後輩だが、年齢は上。

安斉社長 サプライシステムズの社長。発症前の昌行を高く評価していた。

千々和雅実 2002年度の初級産業カウンセラー養成講座に通う際に昌行と再会した、桐華大学での3年後輩の女性。中学教員を辞して、フリースクールに勤めている。長崎県出身(に変更します)。1997年生。

谷中由美子 昌行の2人めの弟・滋の妻で会社員。妹が看護師。

谷中光江 義和の母、昌行の祖母。2005年に特老で死去。1914年生。

谷中秀明 義和の弟。光江の葬儀に際して、献杯のあいさつをする。

宗教法人桐華教会 法華経系の仏教団体で、宗教法人。谷中家が入信している。

朋友党 桐華教会が支援する政党で、政権与党。谷中家の知り合いの区議や都議もいる。

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今回は以上となります。今後ともよろしくお願いいたします。

 

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